第29回全日本アートサロン絵画大賞展に2点入選

「アリスとその姉」 (F20号、アキーラ、ワトソン紙、2019)

「猫カフェⅢ」 (F20号、アキーラ、ワトソン紙、2019)
第29回全日本アートサロン絵画大賞展に上記「アリスとその姉」と「猫カフェⅢ」の2点を出品していたが、昨日の12月28日に同展から通知がきて、2点とも入選したことが分かった。
昨年の28回展も2点入選だったので、2年連続2点入選となった。
実は、2点入選していることは、一昨日の12月27日に同展のホームページで既に知っていた。しかし、入賞(佳作以上)かどうかは、その後に送られてくる封書に記載されているらしいので2点入選なら、1点は入賞しているかもしれないと密かに期待していた。しかし、昨日受け取った封書には2点とも単なる入選であったので、かなりがっかりした。
追伸: 今後の対策のため同展の入選確率、入賞確率を計算してみました。
前回(第28回)の審査結果を見ますと、写実表現部門の場合、応募数732点、
入選数(入賞数含まず)384点、入賞数(佳作以上)66点ですから、
1点応募した場合に、入選、入賞する確率および倍率は:
入選確率=384/732≒0.52
入選倍率=1/0.52≒1.9
入賞確率=66/732≒0.09
入賞倍率=1/0.09≒11.1
すなわち、入選倍率は約2倍、入賞倍率は約11倍です。同展がアマチュア対象の
コンクールと考えれば、1点応募では、どちらもかなり厳しい数字です。
次に、同展の最大応募点数は2点ですので、2点応募した場合に、2点とも入選、入賞
する確率、倍率は:
入選確率=0.52×0.52≒0.27
入選倍率=1/0.27≒3.7
入賞確率=0.09×0.09≒0.01
入賞倍率=1/0.01≒100.0
次に、2点応募した場合に、1点のみ入選、入賞する確率および倍率は:
入選確率=2×0.52×(1-0.52)≒0.5
入選倍率=1/0.5≒2.0
入賞確率=2×0.09×(1-0.09)≒0.16
入賞倍率=1/0.16≒6.3
従って、2点応募した場合に、1点または2点が入選、入賞する確率および倍率は:
入選確率=0.27+0.5≒0.77
入選倍率=1/0.77≒1.3
入賞確率=0.01+0.16≒0.17
入賞倍率=1/0.17≒5.9
すなわち、2点応募した場合の入選倍率は約1.3倍で、ベテランの応募者ならばほぼ入選確実な
倍率と思えます。
一方、入賞倍率は約6倍で倍率がかなり緩和されたとはいえ、入賞は審査員の好み次第ですので、
2点応募しても、入賞はかなり難しいことになります。
以上のように、同展は2点応募すれば、入選して当たり前なので、入選に価値はなく、
入賞にこそ価値があるように思えます。
以上の結果、同展に対しては、多くのベテランの応募者は、入選狙いではなく、入賞狙いだと思います。
しかし私の場合、目録を見ると、入賞作品には自分好みの(自分の画風に合った)作品がないので、
このまま応募を続けるかどうか迷うところです。
とりあえず、次回は2点応募は止めて、入選が厳しくなる1点応募にして、その1点に同展の画風に
合わせることに力を集中して入賞を狙おうと思います。
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